有限会社フタバコム | 日記 | 液状化

大石です。
今日もよい日です。
震災後、液状化がいわれていますが
それも相俟って
やはり盛土してからの早期の着工はいかがなものか
ということもあります。
その昔、大工さんの時代には1年以上掛けて完工してたようですから （むろん現在でもみえますが費用はそれなりに）
大きな邸宅ですと3年というお宅も珍しくなかったやに
ききます。
今は木造軸組みで30坪位で半年ですから、相当早いです。
もちろん大工さんの採算にはあいませんですが、
工事前に機械（ＳＳ方式が一般的）に頼らず
地元の歴史などの事情を把握した棟梁が
仕事をするというのが一般的だったのでしょう。
そして地盤が悪いと思われる地域では工期に時間をかける。
そして地区に合った材料、資材を使用し
例えば屋根材ひとつとっても軽いもの、重いもの
そして平家建てにするか2Ｆ建てにするか
も含めて専門職人として提案する。
今は遠くからの業者も当然ありますので機械にたより
判断するということがほとんどだと思います。
しかし今回の震災をみてますとやはり以前に
その地に何があったかというのは
最重要なことだということが判ります。
分譲地、建売住宅が町並みがきれいで
ライフラインも完備され
比較的お付合いも楽ということで人気なことはわかりますが、
現状から加工されているからきれいなわけで
加工前の状態を把握する。
要は飛びつく前に少しは自分で調査するもの無駄では
ないように思います。
急がば廻れ。